糸島の山々も、澄みきった青空に映える季節となりました。
うちではこたつが大活躍しております。スタジオクラの楠拓也です。
今回のレジデンスアーティストによる展示は、ダブル個展という形で2人のアーティストに行ってもらいました。
まずはマカオの版画アーティスト、Cheong HoiIさんの作品です。
自作の和紙でカエルの物語を版画で表現しております。
彼女は文中に出てくる「まるまる」や「ぐるぐる」といった日本語の表現がとても好きだと言っておりました。
木版によるエンボス加工がとても素敵です。
彼女はとても日本語が上手で、アーティストトークのほとんどを日本語で行いました。
モノプリントのワークショップなども行い、彼女の作品から版画への無限の可能性を感じるとても素晴らしい展示になっておりました。
Leanne Dunicさんの展示は、糸島の海を題材に作品を展開させていました。
現在、詩や小説を書いている彼女ならではのタイトルがとても印象的でした。
糸島の海などの自然から彼女はカナダとの文化の違いを探求し、結果それをすごくシンプルな形で示せているところに凄く感銘を受けました。
今回のダブル個展の共通点に「糸島の自然」を感じることができます。
考え、印象、表現の違い、そういう「糸島の自然」の持つ魅力を日本の文化に触れながら、引き出して頂けたことに感動しました。