Justin Leeインタビュー

Studio Kuraにいらっしゃったのは今回3度目ですね。どうしてまた日本を選んだのですか?

糸島にはこれで3回来ましたが、まだ探索したい場所がいっぱいあると感じています。初めて伺ったとき、何もかもが新しかったです。人生初めてのレジデンスでもありましたし、環境も人も私にとって全く新しかったです。2回目は、糸島芸農でパフォーマンスとインスタレーションを披露させていただきました。もちろん、そのときも探索する時間がありました。

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最初のときから、松崎さんが子どもを相手にワークショップを沢山されていることが分かりました。私も子どもと一緒の仕事が多くて、いつかまた糸島に来て子どものためのインタラクティブなインスタレーションを作りたいと思っていました。シンガポール国立博物館に「理想の家」というインスタレーションを頼まれています。今回の糸島では新しいアイデアを見つけて、帰国後そのアイデアを「理想の家」プロジェクトに注ぎたいと思います。

理想の家?

シンガポールでは、子どものための理想の家、夢見る家というインスタレーションを博物館に頼まれました。理想の家の役目は、子どもに段ボールで家を作ってみるようにインスピレーションやクリエイティビティを持たせることです。しかしStudio Kuraに滞在中は違うことがしたいと思います。Studio Kuraを子どもの遊び場にしたいと思います。子ども達に黒板に大きい絵を描いてもらったり、自分の想像力とクリエイティビティで自己表現してほしいと思います。目標は子どもを教育することではなく、インスピレーションを授けて、アートに関する視野を広げることです。

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また、子どもと大人に抽象画、具象画、幾何学的な作品の中からいちばん気に入った絵に投票してもらうのですが、これも楽しみにしています。この投票は、子どもがいろんなものにどんなリアクションをとるか、クリエーターとして何を求めるか分かる方法の一つです。投票したお礼にお菓子を差し上げます。アートの世界が子どもにとってどんな意味を持つか知りたいです。もちろん、大人も大歓迎です。

目標はアートの境界を広くすることと、子ども達にインスピレーションを与えることです。

それでは、絵はものすごい数が必要になりますね!

私は結構早くかけますよ。10分以内に作品が仕上がることもあります。早ければ早いほど楽しいのは、その方はプロポーションなどを深く考えずに本能的に描けるからだと思います。

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ここの環境はどう思いますか?

糸島を回ったら、伝統的な家など面白い場所がいっぱい見えて、アートのためのインスピレーションになります。シンガポールでは、ここで作っている家より結構大きい家を作ろうと思います。糸島に滞在中は、コミュニティが住むのに一番いい環境は何か、と考えていることがよくあります。自転車で二丈をぶらぶらしたら病院、学校、スーパーとホームセンターがあれば十分だと思うようになりました。

温泉も!

もちろん!温泉も必要ですね。体にいいですし、リラックスできる場所です。

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Studio Kuraをいいレジデンス プログラムにするのにアドバイスはありますか?

簡単でユニークというのはStudio Kuraのいいところだと思います。施設が多すぎるようにする必要はないでしょう。ここを天国にしなくてもいいと思います。私にとって、ここはすでに天国です!

それは、ありがとうございます。この間一緒に飲みに行ったとき、Justinさんの長いアート キャリアについてお話を伺いましたが、どうやったらこんなに長年続けられるのですか?

クリエイティブな心をあきらめてはいけません。頑張らないとだめですけど、アートに対する熱意を忘れなければ大丈夫だと思います。絶えることがないもの、それは熱意です。

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もし有名なアーティストになれなかったとしても、有名になったアーティストにインスピレーションを与えたのかもしれません。アーティストはお互いにインスピレーションを受けるものです。長い目で見ましょう。

お時間をいただき、ありがとうございます!

こちらこそ、ありがとうございます!

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