ダブル個展のご案内!Cheong Hoi I「泰然自若」とLeanne Dunic「Nature’s Way」を開催致します

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このたびStudio Kura(糸島市)は、弊社が実施しているアーティスト・イン・レジデンスプログラムに滞在中の作家、Leanne DunicCheong Hoi Iのレジデンスの成果を発表するダブル個展を開催いたします。

Cheong Hoi Iはマカオを拠点に活動する作家です。もともとデザイナーとして活動していましたが、アーティストとして活動するようになった2009年「6th Evora International Printmaking Competition」でArtist in Residence賞を受賞し、同じく2009年に初めての個展「Last Portrait」が開催されました。

彼女はジャーナリストの目を持って、この絶えず変化する世界を視察し、環境を参考にしながら自分を理解しようとしています。その考えと観測の成果を作品で表現しています。

下記は作家よりの解説です。

6代目伊藤文吉は、1890年に三楽亭(正三角型をの茶室)をデザインしました。彼は、バランスを重んじる日本庭園とは対照的に、アンバランスな場所に住む事を望んでいた。この感覚により、彼は、自身の存在意義を表現できると考えていた。

また、私がアーティストレジデンスとして今回来た理由として、新しい文化からの影響を受けるため、新しい環境の元で、新しいビジョンを探求したかったからです。最後には、文化の違いを経験することによって本当の自分を見つけ出す事ができると思いました。文化や習慣の違い、カルチャーショックには、ほぼ毎日直面しました。そういう問題を通して、多くの選択をしなければいけませんでした。自身の文化を尊重するか、自分が諦めるのか、それは人生にも言える事です。今回の3度目のアーティストプロブラムでは、私の真の姿を表現しています。

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Leanne Dunicは、カナダのバンクーバーを拠点にする、多彩な分野で活動するアーティストです。夢も経験も豊富で、それらを画像、音楽と言葉として記録するのが彼女の楽しみの一つです。スタイルは単純で有機的で、伝統/現代性、自然/テクノロジー、男/女、東方/西方の二分法を探求しています。

下記はLeanne Dunicの個展の解説です。

「自然の在り方」はドゥニックの、海と密に関わる土地、琉球・九州への滞在に大きな影響を受けている。
時にコミカルで、時に苦く、甘い、人間を取り巻く生態系の在り方が今回の展示の目的である。
作品に表される自然界の様子は、常に変化のないそれらの生態ではないので、タイトルは皮肉的なものが多い。

そして動物はあくまで、私たち人間がこの生態系の中で、どこに位置しているのかを表すものとして使われている。
小さな作品は、見る人にそれらをより近くで鑑賞してもらうため、そして同時に危険ともなる海を近くに感じてもらうためのものである。

ドゥニックは、食品の生産と消費、そして乱獲の影響から及ぼされる結果などに興味を持っている。
作品は、大地と海とを共に表し、自然環境の中で人間がかけている負荷や、現代社会での暮らし方についての問題や悪影響を解き明かすものである。

日本での滞在期間中に、ドゥニックは浜辺で、小さな虹色の魚、ヒトデ、小さなフグを目撃したが、その存在や原因は謎に包まれたままだ。

つきましては是非会場にお越しください。お待ちしております。

Cheong Hoi I「泰然自若 〜The Presence in Mind〜
」,Leanne Dunic 「Nature’s Way」
日時:11月22日(土)~11月23日(日) 11時から19時まで 入場無料
※11月22日土曜日17時よりオープニングパーティーを行います。

企画:Studio Kura 福岡県糸島市二丈松末586
場所: 福岡県糸島市二丈松末586
[電車]JR筑肥線一貴山駅より徒歩15分 (駅からの送迎あり)

お問い合わせ:Studio Kura代表 松崎宏史(092-325-1773)

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