Claire Pendrighの個展「Tea Seas」を開催します


現在レジデンスで滞在中の作家Claire Pendrighの滞在の成果を発表する個展「Tea Seas」を開催します。

Claire Pendrighはオーストラリアのビジュアル アーティストで、彼女の作品は、ペインティング、デッサン、編み物やイラストレーションで表現されます。オーストラリア、海外では、イギリス、アメリカ合衆国でも展示会を行った経験があります。初めてのレジデンス経験は、2012年のアイスランドで、今回のStudio Kura滞在は2回目のレジデンスとなります。

Pendrigh氏の作品は、宇宙の中で“個々“を探し出すことを追求する事を特徴としています。
身近なことを科学で表す要素が多く、Pendrigh氏の作品は宇宙の大きさと人間の日常の間の緊張感を探検しています。

以下彼女からのメッセージです。

お茶と言うのは、人間にとって当たり前の飲み物です。それは、社会、地域社会、おもてなし、日常の習慣の大事な一つとして存在している。お茶は、家庭の中で人と人をつなげ、会話を弾ませるだけでなく、それ以上に人間の生活をより豊かな方へ導いてくれます。

冬の湯のみは、地球上で私達が持っている有限の価値ある水の一つです。水は、形を変化させ、再び補給する事はできない。湯のみに入っている水は、恐竜の中に流れる血、そして地球上で最初の生命をやどした原始時代の海と同じ水なのです。

海の力によって、岩が浸食する様に、全ては、無秩序傾向にあるが、生命は例外です。生命体は、組織をつくり能力を持っている。私達は、必要な要素を求め、複雑なパターンの中で細胞を作り、社会を築き、日常の習慣を送っています。

湯のみの円が、体の中の細胞の形を表すかの様に、またそれは鏡に映し出された様な薄い青の点の形で私達に宿っている。秩序と無秩序の間のどこか、それは私達が知っている毎日の存在です。仕事、趣味、家族といった全ての人間関係は、一杯のお茶が容易にしてくれる。

日本の茶道をきっかけに、“Tea Seas”は不安定な人間の存在を探求する為に、真似や制限の儀式的な進行に従っています。

Claire Pendrigh個展「Tea Seas」
日時:3/28(土)〜3/29(日) 11時から19時まで 入場無料
※3月28日土曜日は、15時よりオープニングパーティーを行います。

Claire Pendrighプロフィール

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