Studio Kura Newsletter 2019年3月号

こんにちは！今日は風は強いですが快晴で気持ちが良いですね！春に向けて急激な天気の変化が続きますが、この目まぐるしい天候の変化は、現在滞在中のアーティスト9名に制作やテーマに反映されています。

上の作品画像は米国在住のユーミンさんによる作品フライヤー。
「New Life」と題したこちらの作品は、滞在住居近くにある木をデッサンしたもの。雷で木の幹がえぐられ穴が空いていても葉をつける大木とその根から生える新たな植物に感動し、力強い生命力を表現しています。ぜひ実物を観にお越しください！
来週末3/23(土)、24(日)、滞在アーティスト9名による個展開催！
– 23日(土)15時00分～アーティストトークツアーおよびオープニングパーティーを予定。
– 展示時間は11時から18時30分まで、入場無料、展示場所はクラギャラリー、第1＆第2スタジオ

Yuming Zhu
個展「New Life」
米国在住の画家。スケッチや戸外制作の絵画、小色紙を展示。日本の伝統的建造物や聖地、美しい着物を着た人々や、糸島の情景が一変する急激な天候を筆使いや色彩で印象的に捉えた多数の作品を発表します。

Clio Berta
個展「ouroboros」
米国のパフォーマンスアーティスト、作曲家、マルチメディア・イベントプロデューサー。1月より約3ヶ月滞在したクリオさんは第2スタジオにてイラストレーション、書物、プロジェクション映像、刺繍作品と多彩な展示をお見せします。

Pamela Gcia
個展「Deeply Sinking Down」
メキシコのモンテレーに拠点を置く学際的アーティスト。「深く沈み込むこと」と題された作品は、特有の時空感を感じさせるコラージュのような表現と細かなドローイング描写が見る人々にある感情や思いにさまようような感覚をもたらします。春直前の静けさや強い風、糸島の様子が伝わってきます。

Rody Luton
個展「Porphyra」
アムステルダムに拠点を置く英国およびニュージーランド人アーティスト。海苔網や海苔に興味を持ち、柳川にも訪れたロディさん。変容、境界線を越えるもの、時間と空間、色と形の変化の象徴として海苔を描き、異なる環境など生態系間の一時的なゾーンを表現します。

Emily Beasy
個展「I am a Cat」
メルボルン出身のイラストレーター兼アーティスト。夏目漱石の古典文学作品「吾輩は猫である」のイラスト集を展示します。日本と西洋の両方の影響を受けながら小説の各章に基づいて数点づつ描いたカラフルな作品が並びます。

Luo Jiang Jiang
個展「The Obstacle / 障害」
中国出身の現代ビジュアルアーティスト。徒歩で福岡周辺を歩き回っていたルオさん。雨の多いこの時期に「水たまり」を多く見つけ、私達にとっては「障害」のような水たまりから、人々と自然、生活、ツールなど多面的な関係性を考察する空間表現をお見せします。

Maria Schilder
個展「The Edge」
アムステルダムに在住する彫刻家および造形アーティスト。自身の継続プロジェクト「The Edge 端」を続け、地球にしがみついてるような、もしくは滑り落ちてしまうような状況にいる巨石から影響を受けたドローイング群を発表します。

Oliver Jerrold
個展「Energy series」
イギリスのコルチェスターを拠点とする学際的アーティスト。糸島に多数ある寺院や神社など、歴史的で神聖な古い時代に建てられた数々の場所を自転車や徒歩で訪れたオリヴァーさん。そこでのエネルギーを感じる大小の絵画をお見せします。

Ric Dragon
個展「Spring for Shikō」
ニューヨーク出身の画家、現在コロンビアのボゴタ在住。筆と墨を用いた迫力ある大スケールの墨絵をクラギャラリーにて展示します。棟方志功の傑作である「釈迦十大弟子」の特に手の形や動きから触発された躍動感あふれる作品をお楽しみください。