Ryder Richards 個展「a mere appendage」を開催します











































現在スタジオクラで滞在制作中のRyder Richardsの滞在成果を発表する個展a mere appendageを6月22(土)、23日(日)に開催します。

Ryder Richards ライダー・リチャーズは、1977年生まれ、ニューメキシコ州ロズウェルで育ちました。現在、ダラス市にてアーティスト、作家、キュレーターとして活動しています。
テキサスクリスチャン大学にて美術修士号を、テキサス工科大学にて学士号を取得しています。作品はブルックリンからシアトルにかけての米国をはじめ、ドイツ、中国、ギリシャ、スペインそして英国ロンドンなど国際的に発表してきました。

以下アーティストからのメッセージです。  

大企業から大量生産され地方で購入したドローイング用の画材をモチーフとして描いた本展は、世界規模で盛んに見られるDIY(お金をかけずに自分でつくる)を考慮しています。ここで購入した一般的なツールは、自分にとっては珍しく異国風ですが、形式や機能は同じです。細心の注意を払って画材を一つ一つ丁寧に描くことによって、画材そのものの価値が高められ、作品、工芸品、文化的生産、そして労働者階級の不安定さを導く会話のきっかけとなる地位(あるいは働き)を与えられます。

アメリカでの制作は、数年ほど前よりホームセンター製品の工具や機材を描いたり、製品を使ったインスタレーションを制作してきました。私の興味は、 セルフ・エンパワー(self-empower 自分に力を与える、自由に物事を決め主権が自分にあること)を感じる手段としてDIYを行い高価な機器を購入する消費者や、 YoutubeのDIYチュートリアル動画を通してオンラインコミュニティを構築すること、そしてこれらのDIYの精神とは異なる矛盾を問いかけることです。

Ryder Richards「a mere appendage」
作品ジャンル: インスタレーション、ミクストメディア

日時:6/22(土)、23(日) 11時~18時まで  
アーティスト・トーク:6/22(土)16時~