Studio Kura Newsletter　2019年12月号

こんばんは、石川です。あっという間に今年最後のニュースレターとなりました。例年と比べ暖かい今月、滞在アーティストたちは先週末の女目隠し相撲の行事や、今週末のしめ縄行事など二丈周辺の伝統的な行事やそこでの人々との出会いを楽しみながら制作に取り組んでいます。

上の画像は、中国本土と香港で育った映像作家および写真家のコリーンさんによる個展フライヤー画像。本展「夜はかならず明ける」では、糸島で出会った様々な人々を撮影したオード（叙情詩）的作品をお見せする予定です。前に進み続ける人々の後ろ姿を撮影し、本人には気が付かない背中に照らされた暖かい光を捉えた写真インスタレーションを二丈付近の木々に展示する作品ほか、映像作品も発表予定です。そのほか、昆布を使った実験的作品や、デジタルイラスト、映像、刺繍と絵画を組み合わせた作品など今月も興味深い展示を多数発表します！ぜひ日曜日のトークツアーでお会いしましょう！

12/21(土)&22(日)、滞在アーティスト9名による展覧会開催！
– 22日(日)15時～アーティストトークツアーを予定。
– 展示時間は11時～18時まで、入場無料。展示場所はクラギャラリー、第1＆第2スタジオを予定。

ピックアップ展示 1

Chris Fitzpatrick 「Nature’s Wealth」
オーストラリアに活動拠点を置くアーティスト。本展では自然の恵みである北海道の昆布を使った実験的制作を試み、巣などのオブジェとジュエリー作品を発表します。また利尻昆布や日高昆布の厚み、大きさや色合いなど特徴を活かした大型オブジェにも挑戦します。

ピックアップ展示 2

Ingchanok Sinudom 「The Language of Pattern in Nature No.2」
タイのバンコクに拠点を置く陶芸家。自然のパターンが持つ表面や構造、リズムの関係を考察し、本展では絵画と刺繍による陶芸とは異なる方法で発展させ新たな可能性を探る作品を発表します。

そのほか以下の展示を開催。

Colleen Kwok
「夜はかならず明ける」
作品ジャンル： アナログ写真インスタレーション

Kostas Papakostas & Stephanie Pochet 「Yūgen (幽玄)」
作品ジャンル：
ビデオ – ビデオ・プロジェクション – ビデオ・インスタレーション

ピックアップ展示 3 Vanessa Vien 「Transient」 カナダのデジタル・イラストレーター。本展では、周辺の景色の探求と理解を深めながら、周りの世界に目を向け意識するための短く静穏な瞬き「Transient」を感じる作品をお見せします。

そのほか以下の展示を開催。

Jia Sheng 「Joie de Vivre」 作品ジャンル： デジタルイラスト Daniel Christian Saliem 「COLD」 作品ジャンル： デジタル絵画 Susan Sun 「Mundane Solitude」 作品ジャンル： 水彩、コラージュ絵画

横田保育園にて園舎建て替えのためのお別れ会ワークショップを担当させて頂きました。
https://www.studiokura.com/blog/2019/12/01/10411/