Studio Kura子ども絵画造形教室として作品展示をしました!

子ども絵画造形教室で4月にした「手足アート」は、本来なら5月の「糸島国際芸術祭2020」に出展されるはずでした。残念ながら、芸術祭は延期になり、また、4月のカリキュラム自体も緊急事態宣言で教室が休校になった為、全員に参加してもらうことが出来ませんでした。

でも、第1週目の教室に参加して「飾ってもいいよ〜」と、作品を渡してくれた子たちの分を、先生たちが仕上げて森に飾ってきました!芸術祭のオープニングになるはずだった5/23だけ実際に展示をしています。糸島校にいらっしゃる方は観にいっていただけるので、場所を先生に尋ねてみて下さい。

教室のみんなへ

糸島芸農2020年は「身体尺度(ヒューマンスケール)」というテーマで開催される予定でした。むかしの人はいろいろなものの長さや量をはかる時、手の指から指への長さや、身長、何歩あるいたか、どれぐらい食べるか、などといったように身体をつかって考えていました。今と随分違いますね。でもなんだかとっても身近な感じがしませんか。
このことから、Studio Kura子ども造形教室では、みんなの手や足を型どって思い思いに絵を描いたり、色を塗ったりした作品を作りました。みんな自分の手の大きさのなかにいろんな絵を描いたり、それを組み合わせてさらにデザインしたり、いろんな手足アート作品があって、とても素晴らしかったです。なかには、お願い事や目標が書いてあったりもして先生もびっくりしました。芸術祭では、さらに全部の教室のいろんな子の身体尺度となる手や足のかたちを組み合わせて、カラフルなインスタレーションとして展示する予定でした。

と、ところが・・・!

4月には新型コロナウイルスが猛威をふるい、そのまま絵画教室でみんなに会うことが出来ない日々が続きました。みんなも学校へ通えず、外でも自由に遊べず、お友だちとも会えませんでした。5月になってやっと学校も始まりましたが、しばらくはお友だちと仲良く近づいたり、手をつないだりも出来そうにありませんね。かなしいですね。当たり前のことが出来ないのは、とても残念だけど、でも、そこから分かったり、見つかったりする「大切さ」があります。それを今後もずっと大事にしましょう。

この、作品になって光をあびて風に揺れているみんなの手足をみて、きれいだな、楽しそうだなっておもってくれたら嬉しいです。みんなの手は、お友だちとしっかり手をつないだり、エイエイオーってしたり、ピースサインをしたりして、とっても元気です。とってもきれいだね!またいつか、本当に手をつなげたらいいね!みんな健康で負けずにがんばろう。